【2014年参加】 香川大学 法学部 K.Hさん

私は、今回株式会社ザグザグ様のインターンシップに参加させていただきました。このインターンシップを通して、小売業とは何か、商売とは何かなど、物を売る考え方について具体的に知ることができました。それに加えてディスカッションを多く行ったことにより、グループのメンバーの意見をどうまとめるか、議論の中で自分の意見をどう主張するかなどの、話し合うスキルも鍛えられました。

このインターンシップでは、座学によって講義形式で商売などについて説明を受け、それをもとに受講生同士で話し合ったり、実際に店舗視察に出向いたり、自分たちで実際に商品に触り違いを確認し、売り場を作り、どうすればお客様に喜ばれるのかについて試行錯誤を繰り返しました。普段は消費者の立場から見ている売り場を、商品を提供する側の立場から深く考えていくことは、難しくもありましたが奥が深く、私たちが何気なく手に取り選んだつもりの商品も実は店側の戦略にはめられているのかもしれないと考えるようになりました。また、接客業についてですが、私もアルバイトながら接客業に従事していましたが、接客業とは何かについて具体的に考えたことはありませんでした。しかし今回のインターンシップを経て、接客業とはお客様の不満を解消すること、夢を叶えること、など私では思いつかないような答えを見つけることができ、今後職業選択をしていく中で、接客業も素敵な職業だと感じました。また、ディスカッションでは、初めのうちは議論の進め方が分からず、ただ誰かが話を始めるのを待ったり、自分の意見を言い放つだけで終わり、一方通行な話し合いで活発な話し合いができていたとは思えませんでした。グループ全体の考えをうまくまとめることができずにいつも担当の方に導いてもらう形での進行になってしまっていましたが、最終的には回数を重ねたり話し合いをする中でのコツのようなものを教えていただいたことにより私たちなりにグループでの考えをうまくまとめ、いろいろな方面から意見を引き出せるような話し合いの方法を身に着けることができたと思います。自分の考えを押すことももちろん重要ですが、相手の考えも尊重し受け入れ、最終的に一つの答えを出しそれを相手に分かりやすく伝えるというところまで持っていかなければ話し合う意味がないと感じました。 このインターンシップでは上記のとおり専門的に小売業界について学ぶことができたと同時に、実際に働いておられる担当の方と五日間を共にさせていただくことにより、学生と社会人の違い、アルバイトと正社員の違いについても理解ができました。社会で働いていくために自分に足りないことがすべてではありませんが知ることができました。また、インターンシップの内容とは少しそれてしまうのですが、担当の方と休憩時間にする何気ない雑談からも得るものが大きく、常にアンテナを張って自分から情報を手に入れるんだという姿勢を常に持って行動することが自分の力をつけることにつながると感じました。最後になりますが、今回のインターンシップに参加させていただいたことによって確実に自分の力になったと感じました。これからどの業界に入ろうとも働いていく上では絶対に必要とされることだと思います。この経験を生かし将来に役立てたいです。