【2013年参加】 香川大学 工学部 M.Mさん

(総務システム部門にてシステム開発を経験)

私がこの鍛えあげインターンシップに参加するにあたって訪問させていただいたのは、船舶用ディーゼルエンジンメーカーの「株式会社マキタ」である。今回は総務部のシステム部門で2週間のインターンシップを行い、「伝票作成システム」の構築を行った

このインターンシップを行うにあたって初めは不安でいっぱいだったしかし世話役の方々のご指導、ご助力もあり、形になるところまで持っていけた事や達成感を持てたことがとてもうれしい。システムを構築することは、人とコミュニケーションを取り、扱う人の使いやすいシステムにしていく事で需要が生まれ増えていく。それがいかに大変で手間のかかることか身をもって知ることができた。

今回のシステム構築にあたっての関係部署は総務と経理という2部署だけであったが、それでも2週間という期間では、「何が必要で、どのような付加価値を提供できるか」というところまでをヒアリングし、完成させるのは大変であった。とくに、自分が使用したことのない伝票がどういう用途で使用され、どのような不便さがあるのかを掴む事が難しく、初めのうちに詰めておかなければいけないところが甘かったように思う。初めのうちに、「どのような物を作る必要があるか」という事をしっかり決めておかないと、後々これは必要なかったが別の物が必要だ、と言うような事象を往復しなければならなくなったりもした。

自身の反省点を振り返ると、アクセス(システム作成に使ったソフト)初心者というハンディはあったが、次に何をすべきかを考えたり聞いたりという積 極性がもっと必要だったのではないかと思った。学校などの場では積極性のある方だと思っていても、会社の中ではそれ以上に積極性であったり、なんとしても 遣り遂げるというような向上心が必要であると感じた。私も知らずに受け身の姿勢になっていたような節がある。

このインターンシップでは当初の目的であった「自身の成長を計る事」、「社会に直に触れる事」ができ、そして目的以上の物が得られたと感じている。毎朝定時に出勤して、その日自分のする事を考え実行するという事に、とても遣り甲斐を感じ、働くことに対する考え方に変化があった。総務がマキタの中でどういう仕事を担っているかという資料を見せていただいた時、またシステム構築以 外の事をしている時は、ある意味では仕事は一つじゃないのだという事がよく分かった。会社の規模や方針によっても、一部署の仕事が大分違ってくるのだ。こ の経験は、会社の表面上だけではなく内のあまり見えない部分も見ようとする事のできる自身のスキルになるだろう。ここで感じたり思ったりした事はこれから 就職活動をする上で参考にしたり、いろいろな視点で会社を分析できる要因になると思っている。

鍛えあげインターンシップに参加して、素敵な夏休みを過ごす事が出来た。工学部の学生の中には、”鍛えあげインターンシップ”という仰々しい名前に気後れしてしまう方もいるかもしれないが、是非勇気を持ってチャレンジしてほしいと思う。

※システム構築だけでなく、完成後は関係部署へのプレゼンも行った。(写真右)