【2017年参加】 香川大学 法学部 N.Sさん
私は、9月4日(月)から9月8日(金)までの5日間、香川県警察のインターンシップに参加させていただいた。香川県警察のインターンシップに応募した理由は、就職を考えるにあったて、警察が選択肢の中にあったからである。また、自分の住んでいる地域のことに関心があり、警察の業務を通して地域の現状を深く知りたいと感じたからである。
私は、香川県警察のインターンを受けるにあたって、一つでも多くのことを得ようという意欲を持って挑んだ。その他にも、警察は県民を指導する立場であるため、見本になるように自分の普段の行動に責任感を持つようにすることや、意識をしていこうと思った。
今回のインターンの研修内容のテーマは、香川県の交通事故抑止対策であった。具体的には、警察業務の見学や体験、施設見学を行った。インターンシップは、五日間という短い期間であったが、警察内の様々な場所に行き、多くの人に会う機会があり、警察をよりよく知ることが出来て充実した内容だった。警察は、厳格というイメージが強かったが、今回インターンシップに参加したことで、安全な街づくりのための努力を惜しまず、チームワークを大切にしている組織であるというイメージに変化した。参加前は緊張や不安があったが、職員のみなさんは気さくな方が多く、自由に質問や意見が出来る雰囲気であった。そして、その質問には、分かりやすく丁寧に応えていただき、とても良い雰囲気の中でインターンシップを終了した。また、改めて警察は私たちの生活に密接に関わる仕事であることが分かり、研修を通して自分の住んでいる地域のことを深く知ることが出来た。
また、インターンシップ中に、警察の組織についての説明を受けることがあった。警察という責任感のある仕事だけに、厳しい採用基準が定められていること、一人前の警察官になるための警察学校での寮生活、術科の訓練や警察官として必要な知識を学ぶ教養など、厳しい面もあることを知った。
そして毎日研修開始時に自己紹介をすることになったのだが、初日はお題に沿った答えを単語で答えることしか出来なかった。そのため、私の自己紹介の時間は他のインターンシップ生に比べて短く、印象を残すことが出来なかった。しかし、回を重ねていくうちに、他のインターンシップ生を参考にしたり、体験談を加えて話を広げたりすることで、そのときの心情などを細かく説明することが出来るようになっていった。
また他のインターンシップ生からは、発言や質問の場で、自分では思いつかないような意見を聞くことができ、とても刺激になった。また、みんなの意欲溢れる姿を見ていて、私のモチベーションまで一緒に引き上げられた。研修内容には、発表など人前に立つ機会が多くあった。そのため、そうした場面に慣れることが出来た。警察の方からは、説得力のある行動、発言の仕方を学んだ。これらのインターンシップの経験を受けて、残りの学生生活で人間力をつけていきたいと考えている。今回の経験は、自分の未熟な部分を痛感し、自分を見つめ直す良いきっかけになった。また、プレゼンテーションのとき教えられたように意識して行動する習慣は今後大いに役立つと考える。これからは、学んだことは実践するようにしていきたい。