【2016年参加】 香川大学 法学部 F.Mさん
私は、インターンシップが始まる前までは、職場の人たちは厳しい人ばかりではないのか、自分に業務内容をきちんとこなせられるかというような不安でいっぱいでした。しかしながら、いざインターンシップが始まると、どの方も明るく、ユーモアのある冗談を交えながら、業務内容のアドバイスやその方の経験談等多くのお話を聞かせていただくことができました。そのおかげで、初日には緊張していましたが、最終日にはそのような緊張もほぐれ、楽しく最後の業務まできちんとこなすことができました。
さらにこのインターンシップでは、業務のことから人としての経験まで、実に多くの体験をさせていただきました。業務の方では、調査の方法や資料のまとめ方など大学ではきちんと教えてもらっていない部分について教えて下さり、その職ならではの体験もさせていただき、インターンシップでしかできない、多くの新鮮な経験ができました。また、その様な業務内容だけではなく、将来必要になるだろう多くのスキルについても学ぶ点は多かったと感じます。今回のインターンシップでは、グループワークにおける調査・発表に重点が置かれていた為、同期の研修生達とともに調査を行い、資料をまとめる必要がありました。この様に、ほぼ初対面の人たちと一つの作業を行い、それをまとめるという力は将来役に立つと感じました。さらに、プレゼンを人に伝えやすくするにはどの様な資料を作り、表示することが必要なのか等の「人に伝える」という力をつけるという点においても、この度のインターンシップは私の人生においてよい経験になったと思います。また、インターンシップに参加することで、その職場で働く方々がどのような思いで自分たちの仕事に臨んでいるのか、というその職に対する誇りを感じ取ることができました。私たちが行った調査結果の発表について、私たちよりも現場についてよく知っておられる方々であったにも関わらず、熱心に耳を傾けてくださりました。そして、発表後にどの様な解決方法が考えられるかを学生の視点で意見が欲しいというような要望を多くの方からいただいた時に、自分達の方が知っているから、と学生の意見を無下にせず、どんな意見でも自分たちの業務に生かせるところがあるという前提で話を聞いていらしたことに気づき、本当に自分の仕事に誇りをもって取り組んでいらっしゃるのだと改めて実感しました。
インターンシップに参加することは、最初は不安で、様々なマイナスの感情を抱いてしまいがちでしたが、いざ参加してみると、驚くほど学ぶことが多く、最後は参加してよかったと思うようになりました。まだ将来何になりたいかは決まっていませんが、インターンシップで学んだ多くのことは絶対無駄にならないと思うので、この経験を生かし、将来についてじっくり考えたいと思います。