【2015年参加】 香川大学 法学部 K.Mさん
私が今回の香川県警察のインターンシップに応募したのは、私の希望する進路の一つに、警察官という選択肢があったからである。私は、「人のためになること」がしたいという思いを、幼いころから漠然と抱いた。
その幼い思いは歳を重ねるごとに強くなり、私は市民の生活と安全を守る警察官にあこがれるようになった。将来、自分が警察官になり、一人でも多くの市民が笑って暮らせるような社会を作るためのお手伝いができたらいいと思う。
そんな警察官になるための第一歩として、警察官の仕事を模擬的に体験したり、身近に触れたりすることで、進路選択の参考にするとともに、警察官になるという夢を叶えるモチベーションの向上を図ろうと、今回のインターンシップに応募したのである。
結果として、私はこのインターンシップを経験できてとてもよかったと思う。警察の実務に近い形で就業体験できたことで、将来この職場で働けたら、という思いを強く抱くことができた。私は、このインターンシップを経験するまで、「働く」ということに対して不安を抱いていた。働くと一口に言っても、何をするのか漠然としたイメージしか持つことができず、その不透明さや曖昧さを抱いていた。また、職場というのは学校と違い、様々な年齢・考え方・出身・人種の方と関わりあうため、自分がやりたいことがやれるのか、まともにコミュニケーションをとることができるのか不安だった。だが、今回のこの経験により、これらの不安は幾分か緩和できたように思う。
このインターンシップで関わった皆様はとても良くしてくださり、働きやすい環境を作っていただいた。また、インターンシップの内容も、座学や見学などよりも、学生が主体となって活動できるようなものを多く企画してくださり、お陰で日常生活上では知りえないような、体験できないような貴重な経験を積むことができた。
会場の移動中や、見学の最中も、我々学生が疑問に思ったことに即座にお答えしていただいたり、合間に様々な知識をいただいたりした。それだけでなく、企画していただいていたことだけでない様々な分野の方にインターンシップ会場に来ていただき、貴重なお話を伺うこともできた。警察官になることで、県庁や市役所などに出向したり、自分の得意な分野で大会等に出場したり、海外研修したりなど、「警察官は警察のことだけやっている」というわけではないこと、そして自己の得意分野を生かしたり伸ばしたりしながら仕事ができることを知った。
お陰で、私は意欲的に知識・経験を吸収することができ、大変に有意義な5日間を過ごすことができた。この経験を、今後の日常生活で生かし、将来のために役立てたいと思う。