【2015年参加】 香川大学 法学部 I.Hさん
私は9月20日~30日の間の計5日間香川県警察のインターンシップに参加させていただいた。そもそも、このインターンシップに参加したのは将来就きたい職業が警察官であるためである。テレビ番組等で警察官の職務内容についてはある程度は知っているものの、他にどのようなことを業務として行っているのか具体的に知りたいと考えたのである。また、香川は全国的に見ても交通事故が多い県であり、どのような取り組みがなされているのかを知ることは、地元で就職するにせよ、自分にとってプラスになると考えた。
今回の研修の中でも、2日目から最終日にかけて行われた模擬現地診断と交通規制の企画立案の研修が印象に強く残っている。交通事故発生後に、その事故の原因は何か、どうすればそれを防げるのかについて考えるというものであったが、実際に交通課で行われていることを模擬ではあるが体験できたのである。その事故を単体で考えるのではなく、付近でどのような事故がどれだけ発生しているのか、時間帯・交通量など様々なことを総合的に考慮した上で事故防止のための交通規制を立案していくというものであったため、発表準備には苦労したが、その分完成した時にはやりがいを感じることが出来た。また、信号機一つを設置・維持するのに必要なコストなどについても教えていただいた。全体的な感想としては、計5日間のインターンシップを通して普通に過ごしていれば知りえないようなことを教えていただくことが出来たという点が非常に大きいと感じる。インターンシップ参加前の警察の職務内容に関しては、犯罪の取り締まりや、交通規制をしているというイメージを持っていたが、実際には各種イベントの企画や、交通情報の配信、「ヨイチ・ムービー」等の広報活動など、思っていた以上に多くの仕事があるということが分かった。また、秋の交通安全運動の時期と重なっており、各種イベントに参加したことで、警察が市民と交流することで交通安全を呼びかけ、交通事故を防止していくことの大切さを学ぶことが出来た。
インターンシップに参加し、警察官の職務内容について断片的ではあるものの具体的に体験できたので警察官になりたいという気持ちが以前よりも強まった。