【2017年参加】 香川大学 経済学部 F.Mさん

(文系インターンシップ)

1、はじめに
私は8月21日から9月1日までの10日間、JR四国のインターンシップに参加した。文系の私は営業部商品企画課の業務を体験させていただいた。この部署は「トクトクきっぷ」などの商品を企画しているところである。商品企画の仕事をしたいと考えている私にとっては最も将来の希望就職先に近い職場であった。最初から最後まで自分のためになる貴重な体験をさせていただいた。

2、感想
10日間という期間は文系のインターンシップとしては長い方であるものの、終わったときに「もう終わりか」と思えるくらい充実した内容であった。
インターンシップに参加する前と後でJR四国に対するイメージが大きく変わった。今まではJRと言えば鉄道のイメージが強かったが、実際はホテル事業から不動産業、食品や地域活性化に至るまで様々な分野に事業展開をしているということが分かった。今回お世話になったのはその中の一つである旅行部門の部署であった。具体的には「トクトクきっぷ」や、「あじな散歩道」といった商品を企画・販売している部署である。旅行業の登録をし、一種の旅行会社と同じレベルでの旅行商品の販売をしているということを初めて知った。また、移動手段を持っている会社である強みを生かしたお得な商品ができる理由を学び、一方で商品によって適用される法律が違うため、取り扱い方を分けていることを知った。
また、鉄道会社ならではの旅行商品も多くあった。四国まんなか千年ものがたりはその最たる例であると考える。試乗ではJR四国が全力を挙げたおもてなしを体験させていただいた。また、引率してくださった社員の方が沿線地域に非常に詳しく、その土地を分かって旅行商品を作っていることに感動した。
後半には最終発表のためにインターネット予約をした顧客データの分析を行い、自分たちでツアー商品を企画し、HPなどの改善点などを考えた。ツアーの企画では、ターゲットを自分たちも含まれる「夏休みの大学生」に設定し、四国まんなか千年ものがたりに試乗した時に車窓から眺めていた吉野川のラフティングをメインに、高知のホエールウォッチングを盛り込んだ内容にした。また、データ分析やHPの改善点への意見など、2週間の体験からの提案はそのあとすぐに取り扱っていただき、各部署に確認などをしていただけた。自分たちの意見を受け取ってもらえたようで嬉しかった。
本当に充実した2週間であった。お世話になった社員の方々に厚くお礼申し上げたい。