【2015年参加】 香川大学 経済学部 A.Yさん
香川県信用農業協同組合連合会様におかれましては、大変お世話になりました。香川信連様で学んだことは、香川信連様の組織や業務について学び職場の雰囲気などを味わうだけではなく、「働く」とはどのようなことか、また、人材育成がどれほど大事かという業務とは別に、自分自身の成長に大きく関わることでもありました。
私が、香川信連様を鍛えあげインターンシップ先に選択させていただいた理由として、主に2つあります。第一に、大学の授業で経済の基礎用語を学んだことで今まであいまいにしか分からなかった経済の流れを理解できるようになったため、経済に関心を持てるようになり経済に関わる仕事がしたかったからです。第二に、地域活性化に関する授業のなかで農業という分野に触れ、さらに祖父母が農業に関わっていたこともあり農業に関わる仕事をしてみたいと思ったからです。
インターンシップは、朝会という1週間の報告をする場に参加したことから始まりました。初日ということや役員の方の中に交じったため、少々緊張しましたが、2日目・3日目・4日目・5日目と日を追うごとに職員の皆さまの優しく親切な対応に緊張もほぐれていきました。朝会の後、組織概要や業務内容等について説明をしていただきましたが、インターネットなどで得られる情報以上に分かりやすくまた詳しくしていただき、香川信連様についてより理解できました。実習では、主要業務である証券業務・貯金業務・融資業務の他、JAバンク業務として企画業務や指導業務を行いました。証券業務を行った資金証券課では、業務開始前に相場観を養うことを目的に日経平均株価の高値・安値を予想することから始まりました。日経平均株価を予想するなど考えたこともなかったので大変印象に残りました。当日は、二十何年かぶりに1000円もの上昇があったということで予想は外れましたが、これからの日経平均株価の動向がどうなるのかという関心を持つきっかけにもなりました。融資業務を行った融資課では、プロパー融資と受託融資の違いという基本的なことから、回収して管理するという重要なことまで体験しました。金庫に入ったり、法務局へ行ったりと融資課というイメージとは想像がつかない業務をしていて印象的でした。指導業務を行った指導課では、JAへの業務検査についてその業務内容を学んだり、まとめ作業を行いました。検査というと不備を点検することだけのように思っていましたが、その不備がどういう危険を引き起こすかの説明をすることまでが重要なのだと学びました。
また、実習だけではなく、職員の方との意見交換やビジネスマナーを学んだりもしました。意見交換では、就職活動で不安なことを聞いていただいたり、アドバイスもいただきました。就職活動を経験している方々だからこその生の声を聞く機会をいただいてとても勉強になりました。そして、ビジネスマナーを学ぶ実習もいれていただいていました。敬語の種類や言葉遣い、応対マナーなど知らなかったことや間違って使っていたことなど多くあることに気付かされました。しかし、このビジネスマナーを磨くことは自分を磨くことにもつながるのだと実感しました。
5日間、非常に濃い実習を多くいれていただき、金融業界への関心を持つきっかけになりました。また、職員の皆さまは、業務の傍ら私の質問などにも丁寧に答えていただいたり、資料を用意していただいたりととても親切にしていただきました。そして、何より「働く」とはどういうことかを私に気付かせてもらい、また、今の私に何が必要なのかという課題も見つけることができた充実したインターンシップでした。
お忙しいなか、大変貴重な体験をさせていただいた香川県信用農業協同組合連合会の皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました。