【2015年参加】 香川大学 農学部 K.Tさん

今回インターンシップに参加したのは、社会人が会社内で仕事をしている様子を見る機会がなく、実際にこの目で見て確認したかったからです。僕の選んだJA香川信連さんは金融業で、大学の授業とは異なる業種であったが少しの好奇心から選びました。
JA香川信連は自分のイメージしていたJAとは違って、銀行に近い仕事が多かったです。一週間の期間で全部署を回る濃い内容で毎日が新しい体験でした。自分が実習のなかで最初に興味を持ったものが、自分に一番身近である貯金業務でした。お客さんのお金を預かるので、ミスを防ぐため、一つ一つの操作に何人も確認しているのが印象的でした。今はまだ自分のミスはほぼ自分にだけ返ってくるが、社会では会社に返ってくるのだと学びました。自分の行動に責任をもつということがどういうことなのか改めて感じました。
株や為替はテレビや新聞で目にする機会が何度もありましたが、一種のギャンブルのように感じていました。株や為替はその会社や国の事情を反映しており、国同士で関わっていると分かりました。資金を運用するにはリスクもかかるので、複数に分散投資をして一つがだめでも他で賄うなどリスク管理を学びました。
月一回の部課長会では、報告や予定など自分が部活でやっているミーティングと同じような流れでしたが、その内容の量に驚きました。詳しく書かれた資料が何十ページにも及び、毎月新しい内容で会社が動いていることを実感できました。
実際に働いてみると、「人から聞く仕事」と「自分の目で見た仕事」ではこうも差があるのかと思いました。実習の他に若手職員の方との意見交換会があり、社会人目線での意見がたくさん聞けました。中でも仕事を行う上で「小さな失敗を引きずらないことが大事」とおっしゃっており、自分の行動に自信と責任をもつことの大切を学びました。
インターンシップでは自分の知っていたJAという組織はほんの小さな一部分であると知り、自分の知っている社会はまだまだ少ないなと実感できました。知らないことを知ることが出来たこの経験は、就職活動でもプラスに働いてくれると感じたので、来年の就職活動で生かしていきたいと思いました。