【2015年参加】 香川大学 農学部 T.Mさん
私は今回、8月21~27日の5日間、香川県農業協同組合(以下JA)のインターンシップに参加させてもらいました。かねてよりJAに興味があり、インターンシップに参加したいと考えていたところ、学校からの応募があり参加することができました。
1日目の午前中はJA香川県本店の営農経済管理課のほうへ伺い、香川県の農業の現状や取り組んでいる活動、業務内容についての講義を受けました。午後から綾歌地区広域育苗センターへ移動し、施設見学や作業工程などを教わりました。2日目から5日目は綾歌地区広域育苗センターでいろいろな仕事を体験させていただきました。育苗センターは多くのハウスがあり、全国に1つしかないいちご苗夜冷庫を持ち、施設がとても整っていて、今の時期はブロッコリー、イチゴ、長ネギの苗を栽培していました。このような施設を持ち、JAさんによるサポートがあるため農家さんの労力も軽減し、生産も安定し、全国でも上位に入る農産物が香川県には多くあるのではと思いました。
私が行った仕事内容はブロッコリー苗の差し換え作業、いちご苗の夜冷庫への入庫作業、いちご苗の摘葉、防虫剤の散布をさせてもらいました。どの作業もいままでにやったことがなく、初めはわからないことだらけでしたが、職員さんやそこで働いているパートさんが丁寧に教えてくれました。ブロッコリーだけでも多くの品種があり、品種によってそれぞれ茎の太さや色が全然違い、新しい発見が多くありました。
作業は単調なものでしたが、予想以上に大変な仕事で、特にハウス内での作業は暑く、一日の終わりは疲れもありましたが達成感もいっぱいでした。また、時間が過ぎるのはとても早く感じました。
JAの職員さんは植物が生き物であるため、水やりや温度などしっかり成長するように日々の管理が大切であるとおっしゃられていました。病気や管理不足でなどで苗が育たなかった場合、農家さんに迷惑がかかってしまうため、とても責任重大ではあるからこそ、管理をおろそかにせず真剣に作業していました。農家さんとの信頼関係、コミュニケーションは大切だと感じました。
今回インターンシップを経験して、業務内容や香川県の農業の現状、仕事の大変さなど多くのことを学ぶことができました。また、私にとって非常に良い経験となったため、参加することができてよかったと思っています。就職活動が始まる前に、自分に合った職種や分野を見つけることができるように、今のうちに多くの業種を体験し、経験を積んでおくことは大切だと感じました。今後、就職活動をする上で非常に参考になり、これからも他の企業さんのインターンシップにも積極的に参加していこうと思いました。ありがとうございました。