【2015年参加】 香川大学 経済学部 T.Yさん
私は8月31日から9月4日までの5日間、合田工務店さんにインターンシップをさせていただきました。今回私がこのインターンシップに参加しようと考えた理由は、二つあります。まず一つ目に大学3回生になり、「就活」という言葉が身近になってきましたがまだぼんやりとしか考えられず、そもそもこのままの自分では社会にでられないという漠然とした不安を持っていました。そのような時にこの鍛えあげインターンシップの存在を知り、この夏、インターンシップを通して自分の中の何かが変わればという思いで参加を希望しました。二つ目に、私がもともと建築系の職業に興味を持っていたことから、インターンシップでぜひとも建築系の企業に飛び込んでみたいと考えていたためです。また、私が香川県出身であることもあって地域にとって身近な企業であり、県内でも大きな力を持つ企業の内側を体験できる絶好のチャンスだと考え、迷うことなくインターンシップ先を合田工務店さんに決めました。
インターンシッププログラムの内容は、1日目に会社概要紹介等のオープニング、その後3ヶ所の現場見学に連れて行っていただきました。2日目、3日目の午前までは総務課の業務体験、3日目の午後から5日目は経理課の業務体験をさせていただきました。
総務課の業務体験では、エクセル、ワード、パワーポイントを使って社内で使う書類やプレゼンの作成体験などをさせていただきました。私はインターンシップ参加前、総務課についてはっきりイメージが持てていませんでしたが、幅広い多くの業務を同時進行で、その時々で優先順位をつけながらこなしていくことの大変さを総務課の方のお話や実際の体験から学びました。また、仕事の中で常に気遣いや心配りを自然とされている総務課の皆さんの働いている姿が大変印象に残り、私も社会人になるまでにそのような行動が出来る人間になりたいと強く思いました。
経理課の業務体験では、公共料金の支払いの仕訳をして伝票を作成し、銀行へ支払いに行くまでの一連の体験をさせてもらったほか受注工事報告の入力や現金確認など、実際の経理課の業務を体験させていただけたことが私にとって大変貴重な経験となりました。これまでの大学生活の中で私は簿記や会計の勉強に力を入れてきましたが、座学や検定の勉強の中で本当にこの知識は実務に活かせるのだろうか、使う事はあるのだろうかと考えることもありました。しかし、実際の業務の体験では知識がそのまま活かされること、知識を上手く応用して使うこと、これまで知らなかった建設業独特の会計方法があることなどを知ることができ、大変感動しました。しかし一方で、勉強とは違い、1つのミスも許されない綿密な仕事であること、効率よく時間内に業務を行わなければならないことなども学びました。
インターンシップすべてを通して、私が思ったことは業務の1つ1つが何に繋がっているのか、誰の為にしている事なのかを考えて業務を行う事がいかに大切なことであるかという事です。今回のインターンシップでは、初日に現場の見学、2日目から総務、経理の業務体験をさせていただきましたが、総務、経理の仕事をするとき、初日に行ったような現場の事を知っているのと知っていないのとでは大きく違うと思いました。自分の仕事があの建設現場の為に、その向こう側のお客様の為に、会社の為、社会の為になっていると実感しながら働くことは、仕事をするうえでの責任感ややりがいに大きく影響し、働き続けるために必要なことであると感じました。
5日間、お忙しい中私をインターンシップに受け入れてくださった合田工務店さんに心から感謝しております。業務中にも関わらず時間を割いて仕事の説明や、私の質問に大変丁寧に対応してくださったことや、朗らかな社員の皆様の人柄があったからこそ、私の5日間のインターンシップは充実したものとなりました。実際の企業で働く体験の中で吸収した多くのことは自分の中での変化と成長のきっかけとなったと感じています。このインターンシップで得た貴重な経験をこれからのキャリア選択、人生の中で余すことなく活かしていきたいと考えています。