【2013年参加】 香川大学 経済学部 M.Mさん

インターンシップの事前講習となった「鍛えあげ講座」において、役員の方から、プログラムが終了した後、自社に欲しいと言われるパフォーマンスを目指し て目標設定をしなさいとの言葉があった。それを受けて、5日間の短期プログラムで学ぶことの出来る到達点の最大化を目指そうということで実習に望んだ。

実習中は、与えられた仕事を素早くこなしていく事、興味・関心を絶えず高く持って多くの質問をする事、報・連・相や挨拶などビジネスの基本を意識す る事を具体的に心がけた。プログラムが終了して、大熊次長と秋山さんと最後話した時、採用に足一歩踏み込んでいる状態だと言われた時は率直に言って嬉し かった。

実習が 終わって、「働く」ことについて感じたことが4つある。第一に、仕事はルーティンになるということである。これは学校と同じで、試験を突破して大学に合格 しても、やがてマンネリ化するのだと思う。大事なのはその状況で、自分が幸せを見つけることが出来るかどうかであって、それが出来れば仕事を楽しくするこ とが出来るのだと思う。

第二に、綿密な作業が繰り返されるということである。総務も経理も営業も建築も全てにおいて緻密な細部の詰め合わせが成される様には、いい加減さが赦されないビジネスの厳しさを垣間見た気がした。

第三 に、様々な巡りあわせがあるということである。よく考えて今の仕事を選びましたという方はあまりおられなかったが、巡り合った仕事を誇りを持って遂行され ているのは、事前に決めてしまおうとしている自分にとって新鮮であった。また、取引先とも色々なコネクションがあってその関係が構築されているとの話も印 象的だった。

第四に、人間と人間との信頼関係の大切さである。総務、経理、営業、建築とその具体的方法は異なるけれども、信頼関係の構築と維持は絶対的なものだった。また、その関係が仕事のやりがいとなっていることも大いに参考になった。

今回の 鍛え上げインターンシップは自分の成長に角度をつけてくれるものだったと思う。元々、日経ビジネス等を読んでいるので、衝撃的な事実が分かったというもの はなかったが、「百聞は一見に如かず」の通り多くの貴重な体験を積む事が出来た。今回得た成長への角度をキープして就職活動に臨んでいきたい。今回の素晴 らしいプログラムを受講する機会を与えて下さった合田工務店と香川大学には心から感謝したい。