【2020年参加】 香川大学 経済学部 Y.Yさん
私が参加した鍛え上げインターンシップでは、接客・マネジメントについてザグザグさんの理念などを交えて学ぶことのできるプログラムが行われました。参加する前は、接客=お客様と店内で対面することという認識が強く、プログラムの内容も担当の方や他の参加者と接客の練習などを行うものだと思っていました。しかし、初日の研修で学んだことは、接客はお客様との対面でのやり取りだけではないということでした。そもそも販売員の仕事はお客様に満足を届けることであり、接客の態度に限らず、店舗・知識・説明力など目に見える要素か見えないところまで、ありとあらゆる要素によって良し悪しが決まるものでした。3万種類以上ある商品の効果や性能を学び、それをお客様に伝える説明力を身につけ、そのうえでお客様との会話から何に悩んでいるのか、どんな商品が必要なのかをくみ取っていくことはとても難しいことで、初日の研修から販売員の厳しさとやりがいを知ることが出来ました。
2日目以降の研修では、ザグザグさんの社員研修に実際にある複数の育成コースに沿って簡易的な体験や勉強を行いましたが、その中でも特に興味を持ったのが、ヘルスケアアドバイザー育成コースの研修でした。ヘルスケアアドバイザーとは医薬品をはじめ、店舗で販売されている商品についての知識と販売の資格をもった販売員のことで、広い知識とそれをわかりやすく伝える説明力を身につけています。研修では、いくつかの商品を実際に使ってみて、味や感触などを体験してみたり、登録販売員という医薬品を販売できる資格の勉強をやってみたりと、知識的な範囲を学びました。一方で、身につけた知識をお客様に的確にかつわかりやすく伝えるための説明力と質問力も学びました。話し方、聞き方、考え方のどれをとってもアルバイトや日頃の生活でやってきたこととは一線を画していて、とても難しいけれど学んだことは絶対に自分の力になっているという感覚を持つ事が出来ました。
ザグザグさんの理念に、「目の前の人を自分の一番大切な人だと思って話す」というのがあります。一日に何十人、何百人とくるお客様を仕事として割り切るのか、大切な人と思って対応するのかでは天と地ほどの差が出ると思うし、接客としての楽しさや自信は絶対に後者のほうでしか得られないのだとこの研修を通して実感しました。普段から控えめで、自分発信が苦手な私は、接客・マネジメントを学びたいと思いつつも不安な部分も多くありました。しかし、しっかりとしたプログラムと他大学の学生さんとのグループワークによって、それまでの自分とは違って、確かな経験と自信を持つことが出来ました。