【2020年参加】 香川大学 法学部 H.Rさん
今回、香川大学の斡旋によって初めてのインターンシップを株式会社日進堂様で5日間経験させていただきました。まず、私はこの夏休みの間の就職活動の目標として、「業界研究」を掲げています。自分が心の底から就職したいといえる業界・職種がまだ明確に決まっていないこと、1つに絞るだけでなく複数の業界を見ることで思いがけず興味をそそられる分野に出会うこともあるという先輩のアドバイスをいただいたことから、広い視野でじっくり探したいと考えたからです。その中で、普段学んでいる法学とはあまり縁のない業界だからと距離を置かず、旅行をきっかけに大学生になってから好きになった建築と近いものとして、住宅メーカーを選ばせていただきました。
今回のインターンシップでは、住宅業界と日進堂様の3つの職種(営業職・設計職・コーディネーター職)について詳しく学ばせていただきましたが、特に印象的だったのが、営業職の仕事内容の幅広さです。
日進堂様では、お客様との打ち合わせだけでなく、初期の間取りの設計も営業職が担当します。これは、お客様の声を直接聞く人こそが、理想の物件を提案できるという考えの下行われています。
お客様が知りたいことと応えることにギャップがあってはいけないため、相手が何を望んでいるか、何を聞いているかについて、真摯に耳を傾けたり質問を投げかけたりして、思い込みをなくします。そして、お客様の要望を正確に把握したうえで的確に対応することが重要であると知りました。
私は今までは、営業職といえば喋りが上手い人が成功すると思っていましたが、実際は「聞く」能力こそが信頼を獲得し、成功につながるということは新しい気づきでした。
また、全体を通して、今までイメージでしか考えられていなかった向き・不向きについて、実際に体験したり、自分の目で見たりすることによって肌で感じ取ることができたということがいちばんの収穫だと思っています。成長する努力は必要であるものの、決して自分の適性に無理をして就業することがよしとされるとは限りません。私は、社内に顔も名前も知らない人が存在する大企業よりも、日進堂様のように他職種の社員とも関わりがあり、顔が見える規模の企業の方が好きであると再確認できましたし、お客さまと密に接する職種の厳しさも知ったので、その点については今後慎重に検討すべきであると感じました。
初めてのインターンシップでは、新たな気づきや確信などをえることができて非常に充実したものとなりました。なお、夏休みの間にあと1,2社のインターンシップに参加しようと思っています。5日間だからこそ知ることができた、就業に対する実感については今回のインターンシップでの気づきを大事にし、この夏の「広く業界について知る」という目標を効率的に達成するために後のインターンシップは1day仕事体験という形で勉強させていただくつもりです。