【2022年参加】 香川大学 経済学部 Y.Kさん
五日間のインターンシップを通じ、座学と現地実習の両方を行えたことで働き方や事業内容に対するイメージを具体化させることができました。また職員の方々の熱意や業務への向き合い方など、ここでしか聞くことができない貴重なお話を伺うことができとても参考になりました。
業務に関しまして事前に理解していたつもりでしたが担当職員の方々のお話を伺うことでやりがいのある業務が多く四国財務局で働きたいという思いがより一層強くなりました。次にインターンシップを通じて学んだこと、自分自身の課題について述べていきます。
このインターンシップを通じて学んだことは三つあります。
一つ目は業務を行う際に広い視野を持つことの重要性です。予算執行調査のグループワークでは先輩職員の方々のアドバイスをいただきながら実際に新聞で取り上げられた事例をもとに予算が適切であるかを調査するという活動内容でした。予算を調査する際に有効性・必要性・効率性の三つの視点から評価し、改善していく必要があると教えていただきました。このことから広い視野を持つことが重要であると感じました。また国有財産総括事務の実習の中で国有財産の最適利用や使用調整は国の庁舎の空きスペースの状況や業務内容の近さ、立地している場所、働いている現場の声、老朽化の程度など様々な要因を踏まえたうえで行わなければならず業務を行う上で視野の広さが重要であると感じました。
二つ目は企画立案する力の重要性です。まんのう町で行った現地実習ではまんのう町のヒマワリを使った地域振興について担当の方へのヒアリングや工場等の地域資源を視察し、地域振興策の現状と課題について考えました。把握した現状や課題についてアイデア出しワークショップを行った際に担当の方から「数多くの企画を立案していく中で良い案が生まれてくることがある」というお話を伺い企画立案する力の重要性について学びました。また金融監督第一課の業務の中で地銀の持続可能なビジネスモデルの構築に向けた対話を実施するというものがありここでも企画立案する力が必要になってくると感じました。
三つ目は事前準備の大切さです。経済調査課の業務であるヒアリングでは一般の企業に出向いてその企業の経営状況について質問を行う。経済調査課のTさんが「ヒアリングは監督権限のない仕事であるため相手方に失礼がないように事前にその企業について勉強しておくことが大切」と仰っており事前に準備することの大切さを学びました。上記の能力は財務局の業務だけでなく他の業種でも同様であり、すぐに身につくものではないためこれからの大学生活で意識していきたいと思います。
このインターンシップを通じて私には企画立案する力が低いという課題が見つかりました。まんのう町で行ったアイデア出しワークショップでは他のインターンシップ生は3~4つほどの案を出していましたが私は2個しか出すことができず積極的な議論をすることができませんでした。この課題を解決するためにこれからの大学生活で問題や課題に気づけるアンテナ、情報を収集するスキルなどを身につけたいと考えました。
最後になりますがお忙しい中インターンシップに参加させていただき誠にありがとうございました。