【2019年参加】　香川大学 法学部 Ｙ.Ｓさん

私は9月2日から6日まで、株式会社四国新聞社さんのインターンシップに参加しました。参加した理由は、テレビ局でのアルバイトを通してマスコミ業界に興味がわき、テレビとは違うメディアについても知りたいと思ったからです。“鍛え上げ”インターンシップということで最初はとても緊張していましたが、お忙しい中でも丁寧に指導して下さる優しい社員さんや、真面目で向上心のある仲間に恵まれて、とても充実した5日間になりました。
今回のインターンシップでは、参加した3人の学生がそれぞれ異なる記者クラブに配属されました。私は県政記者クラブの担当になり、初日と2日目、最終日は県庁で活動しました。活動としては、1日に1つ以上取材に同行させてもらい、お話を伺ったり写真を撮ったりしました。指導を受けながら記事を書くという貴重な体験ができ、実際に紙面に掲載されたのはとても嬉しかったです。私の配属されたクラブでは、過去の類似記事を参考にしながらまず1人で書いてみて、担当の記者さんに直してもらうという形がとられました。大体の文字数が定められている中で取捨選択しながら書くのは難しかったです。初めから上手く書ける訳もないので、「自分がなぜこのような書き方をしているのか」という意図をもつことが大切だと考えながら取り組みました。
3日目は、インターンシップ生全員で生活文化部に行き、取材や記事の執筆、読み合わせの体験をしました。午前中に展示会の取材に同行させてもらい、午後はそれについて記事を書いたのですが、書く人によって内容が異なっていたのが興味深かったです。記者の方が「記事に正解はない」と仰っていましたが、まさにそうだなと思った出来事でした。
４日目も全員で整理部の仕事を見学し、見出しを考える体験をしました。整理部では紙面のレイアウトを行っており、その過程を見学させてもらったのですが、過不足なくぴったり組み立てなければならないのでとても難しそうだと感じました。また、見出しを考えるのもとても大変でした。これから新聞を読む時には先に本文を読んで、自分ならどのような見出しをつけるか考えてみたいです。
冒頭にも述べた通り“鍛え上げ”インターンシップということで、最初は楽しみという気持ちよりも緊張や不安がありました。しかし、事前交流会や事前訪問で社員さんとお話する機会があり、些細なことでも丁寧に説明して下さったので、とにかくやってみようという気持ちで5日間をとても楽しめました。実施期間中に心掛けていたのは、分からないことや気になることは積極的に質問することです。実際にそこで働いている人からお話を聞ける機会は滅多にないので、インターンシップのような機会は本当に貴重だと思います。自分の職業選択について考えることができたので、参加して良かったです。携わってくれた方々に感謝します。