【2018年参加】 香川大学 法学部 N.Tさん

今回の株式会社求人タイムス社さんでのインターンシップでは、webに掲載する記事の作成を主にさせていただきました。実際に他の企業に訪問してインタビューを行い、それを基に記事を作成することや、アポをとらずに取材交渉などを行いました。
他の企業に訪問する際には名刺交換のマナー、挨拶の仕方などのような社会に出なければ、学ぶことがない知識もたくさん学ばせていただきました。「名刺はその人の分身」という言葉はこれから社会に出てからも意識していかなければならないと感じました。
これらの活動を通して、私は特に文字で表現することの難しさを実感することができました。普段何気なく読む求人情報や、インタビュー記事、お店紹介文に多くの制約や工夫がなされていることを知ることができました。普段の学生生活で頻繁に書くレポートとは異なり、知識を並べるだけではなく、いかに端的に分かりやすく読み手に伝えることができるかという点を重視することが慣れないものだったため、非常に難しく感じました。

今回記事を書かせていただく中で私にとって最も課題点だったことは話の起承転結をつけることでした。それぞれの文が意味を成していても、文全体に流れがなければ読み手には伝えにくいということを学ばせていただきました。
例を挙げると、お店訪問の記事を書く際に「店のコンセプトは何か」、「店の雰囲気はどんなものか」、「店のおすすめは何か」という一見バラバラなものを、文を補うことで繋がりのある文にすることを意識しながら作成しました。何度も校正をしてもらいながら、なんとか完成することができました。その中で、自分では思いつかない様々な表現を教えていただきました。
また記事によって書き手の立場を変えるということも学びました。お店訪問の記事では、お店側が書いているように表現し、インタビュー記事では、聞き手として文を書いていくことが重要でした。

インターンシップの最終日に社員の方がおっしゃっていた「社会に出てからもこれまでと同じで、相手は人間だからコミュニケーションをしっかりととれることや相手の話を聞くことができることは大きな武器になるよ。」という言葉がとても印象に残りました。資格をたくさん持つことや、大きな実績があることももちろん重要ですが、まずは人と話せるという当たり前のことをもっと大切にしていこうと思いました。
今回のインターンシップを通して学生生活では学べない上記のような多くのことを学ぶことができました。参加して本当によかったです。得た経験を活かしながら、残りの大学生活と就職活動に励んでいきたいと思います。