【2018年参加】 香川大学 経済学部 T.Kさん
私は株式会社求人タイムス社で5日間、インターンシップに参加させていただいた。
参加した理由は、情報発信・広報に興味があり、情報を的確に伝える技術について、実際に仕事を体験してみたい、学んでみたいと考えたためである。また、求人タイムス社は、香川県に密着した求人広告会社であり、地方に根付いた企業である。私は地方創生に関心があるため、そういった点でも非常に興味を惹かれた。
今回は、グループ会社の(株)しごとマルシェが管理運営する、香川の仕事探しサイト「しごとマルシェ」での業務を携わらせていただいた。「しごとマルシェ」では、香川県(及び愛媛県四国中央市)に特化した求人広告Webサイトであり、そのほかにも「スタッフブログ」や「インタビュー」、「イベント告知」、「地元のお店紹介」といったコラム記事を掲載しており、様々なアプローチで香川県を紹介している。5日間のインターンシップでは、主に、このうちの「インタビュー」「地元のお店紹介」の記事作成の一連の流れを体験させていただいた。
今回のインターンシップでは、まず、第三者の視点を大切にすることを学んだ。
主な業務であった原稿作成では、まず対象の取材、つぎに原稿の作成、そして原稿を2人以上の校正をしていただく、という流れだった。原稿作成後の校正では、自分が作成した文章の意図が伝わらない場面が何度かあり、苦戦した。短い限られたスペースでいかに的確に伝えるか、という技術はとても難しかった。なかでも、第三者に伝わる文章を作成することが必要だと教えていただいた。作成した文章を見るのは、まったく対象を知らないひとがほとんどであり、そういったひとに情報を伝えなければならない。今回担当したのは紹介記事であるが、求人広告はさらに制限が多いことも知り、想像以上に技術の必要な仕事であるなと感じた。
そして、「働く」ことについて様々学ばせていただいた。例えば、「時間」の使い方・考え方や、働く姿勢などである。
原稿の校正をしていただくということは、相手の業務をいったん止めて、自分のために時間を使ってもらうことである。仕事は協力して行うことが多いので、関わる人たちへの感謝をするということ。
特にインターンシップ担当の社員さんがおっしゃっていたことで印象的なのが、「常に自分をアップデートしなければならない」という言葉である。営業では、聞かれたことは応えられなければならい。また、知識が豊富にあることで、相手にもより良い提案ができたり、逆に知識が足りていないと、修正点を見逃してしまったりするというお話も聞き、社会人は学生以上に学びの連続で、前向きな姿勢で取り組むことが必要なのだなと改めて感じた。
名刺の交換やメールの作成なども指導していただくなど、ほかにも多くのこと実践的に学ばせていただいたうえ、社員のみなさんが気軽に接してくださり、非常に楽しくインターンシップを終えることができた。5日間、本当に貴重な経験をさせていただけた。今回のインターンシップで学んだことは、今後の学生生活や就職活動で役立てていきたい。