【2021年参加】 香川大学 創造工学部 Y.Sさん
私は、株式会社コヤマ・システムの10日間のインターンシップに参加させていただきました。
私が株式会社コヤマ・システムでのインターンシップに参加した理由は、「作りやすいソフトよりも、使いやすいソフト作りを目指します」という理念を知り、社員の方々が実際に業務に取り組む姿勢を学びたいと考えたためです。実習の内容は、バイナリーファイルの編集ソフトウェアの開発でした。9日間で開発を行い、最終日に成果物発表を行いました。バイナリーファイルとは、コンピュータが処理しやすい形式である2進数表現のファイルです。今回の演習においては、以下の3つの用件を満たすソフトウェアの開発に取り組みました。
① バイナリーファイルの値を表形式で表示できる
② 表の値を編集できる
③ 様々なパターンのファイルに対応できる
開発環境は、統合開発環境であるVisual Studioを使用しました。プログラミング言語は、動作の速度が速いという特徴を持つC++とC#を使用しました。Visual C++やVisual C#でのGUIアプリケーションの開発は経験が無かったため、インターネットで調べ学習を行い、開発を行いました。開発を行う際に、使いやすく、人為的ミスによるシステムの誤動作を防ぐことを意識した設計を目指しました。
実習を通して、様々なプログラミング言語の特徴を把握していることによって、実現方法の幅が広がり、より使いやすいソフトウェアを開発できることが分かりました。
成果物発表の際にいただいたフィードバックから、PowerPointで資料を作成する際に背景と文字のコントラストを意識することでより見やすい資料となることを学びました。
今回のインターンシップを通して、組織の一員として働くとはどのようなものなのかを知ることができ、とても良い経験をさせていただいたと思います。ソフトウェアの開発は、基本的に複数人で協力して取り組む必要があります。ゆえに、協力する仲間との間で目的や方向性を共有することや自分が陥っている状況を的確かつ端的に伝えることが非常に重要となることが分かりました。
インターンシップで学んだ知識を大切にすると共に、コミュニケーション能力のような自分に不足しているものを今後身につけたいと考えました。
お忙しい中、貴重なお時間を割いて私たちを指導してくださった株式会社コヤマ・システムの皆様方に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。