【2024年参加】 香川大学 法学部 N.Aさん
今回、私は厚生労働省四国厚生支局での5日間のインターンシップに参加させていただき、国家公務員として働く姿勢についてや四国厚生支局がどのような業務を行っているのかについて学ぶことができた。
まず国家公務員として働く姿勢については、今回6つの課で体験実習をさせていただいたが、それぞれの課で勤務されている職員の方と直接お話を伺う機会を何度かいただいた。その際に、職員の方自身の経験から地域の介護に関わりたいと考えて四国厚生支局で働かれていたり、医療に看護師などの実務以外の方法で関わりたいと考えて行政の立場として働かれているなど職務に対する思いを伺うことができた。また実習の際に年金管理課では県や市町村の申請に誤りがないか確認したり、医療課では医療機関の申請に法律やガイドラインを調べながら認可ができるかなどを確認したりと国民や自治体の申請を審査する業務が多いことも知った。そこから地方公務員とは異なり、国家公務員として公の為の仕事に携わることの責任の重さや公正で正確な仕事を行うことの重要さなどを感じることができた。
次に四国厚生支局の業務についてだが、実習に参加した課だけでも総務課、年金管理課、麻薬取締部、健康福祉課、指導監査課、地域包括ケア課があり、非常に業務の幅が広いことに驚嘆した。たとえば麻薬取締部では薬物事犯に関する捜査や鑑定を行っており薬物事犯の専門家としての知識が求められた。他にも指導監査課では柔道整復師の方に対する集団指導をおこなったり、地域包括ケア課では高齢者の買い物が困難な人に向けて移動販売サービスを行っている様子を視察したりと課によって行う業務が大きく異なることを知った。国民の健康や安全を守り、福祉サービスを提供するために四国厚生支局はなくてはならない仕事であることを実感した。
私は今回のインターンシップに参加する際に自ら積極的に業務や体験に取り組むことを目標にして参加した。限られた時間の中で進んで学びに行く姿勢を持つことで業務内容について理解が深まると考えたからである。実際にインターンシップに参加したところ四国厚生支局の職員の皆さまが学生に学び多いインターンシップになるよう配慮してくださったおかげで、毎日違う課で様々な体験をさせていただき、自ら積極的に業務に取り組むことで大変有意義なインターンシップになった。
5日間を通して、職員の方々の職務に真摯に向き合う姿勢を見て身の引き締まる思いを持つと共に、国家公務員として働く姿のイメージが明確化した。この経験を今後の就職活動や学校生活にも生かしていきたい。