【2021年参加】 香川大学 法学部 F.Rさん
香川県警察様のインターンシップに参加させていただいた。このような社会情勢のためオンラインでの開催となった。私がこの5日間のインターンシップで感じたことは3つある。
1つ目は警察の業務の多様さである。今回のインターンシップでは鑑識体験や装備品見学といったいわゆる花形な部署だけではなく、被害者支援、サイバー犯罪捜査体験、交通管制センター見学、移動交番見学といった、様々な業務について見学させていただいた。これまで警察に対して抱いていたイメージとは異なる活動をしていたのだと知ることができた。その中でどの方も自分の仕事に誇りをもって働かれているということが伝わってきた。警察の職務は多岐に渡り異動も多くある中で、与えられた仕事の中でやりがいを見つけ働かれていることが印象的であった。
2つ目は、グループでの課題発表の難しさである。今回のインターンシップでは、「高校生に向けたSNSに関する非行防止教室」という課題の発表を3人のグループで行った。高校生にはどんな内容をどのような手段で伝えるといいのか、全員でアイデアを出し合いながら進めていった。その中でデータの収集、発表資料を作成するなど役割分担をすることができたため、かなりスムーズに進めることができた。チームで協力しながら取り組むことの重要性を身をもって感じられた。この経験は警察官の仕事はもちろんのこと働く上で大切なことであると思う。
3つ目は、警察行政事務の仕事の多彩さである。警察組織では、警察官だけでなく、職員がいるということは知っていたが、実際にどのような仕事をしているのかについてはあまり分かっていなかった。今回のインターンシップ中に鑑識体験でお話をしてくださった警察行政事務の方、私と同じ大学、学部出身の警察行政事務として働かれている方からお話を伺うことができたことで、警察行政事務に対するイメージが変わっていった。これまではあくまで裏方に徹する仕事というような印象を持っていたが、そうではなく警察官と両輪となって警察組織を支えているのだと感じた。
今回のインターンシップを通して警察の仕事内容はもちろんのこと、警察の方々の仕事に対する責任感ややりがいなどをすごく感じることができた。今回のインターンシップを通して得られた経験と知識はとても貴重なものであり、今後の大学生活や就職活動に生かしていきたい。