【2019年参加】 香川大学 工学部 K.Yさん
私は、9月2日から5日間、香川県警察の「鍛えあげインターンシップ」に参加した。私がこのインターンシップに参加した理由は、将来、警察官を志望しており、このインターンシップを通して、実際の警察官と自分が思い描いている警察官の違いを明確にするためである。
今回のインターンシップの内容としては「子ども・女性・高齢者を守る取組」というテーマのもと、警察組織の概要説明や護身術の体験、自動車警ら隊や通信指令室の施設見学、児童の見守り活動への参加などがあった。その中でも、特に印象深く残っている内容は、「犯罪被害者支援」と「防犯意識高揚を図るツイッター原稿案の作成」である。
「犯罪被害者支援」では、警察官と、痴漢の被害者の2役に分かれて行い、私は警察官として、被害者から被害状況の確認や犯人の特徴などを聞き出す役割であった。いざやってみると、被害者から情報を聞き出すことと同時に、常に言葉遣いや話の聞き方など、被害者への気遣いや配慮を欠かさないことがとても難しかった。警察官といえば、交通違反者を取り締まる、犯人を捕まえるといった印象がとても強いが、この体験を通して、被害者に寄り添う警察官の存在を知ると共に、警察官が持つコミュニケーション能力の凄さに驚いた。
「防犯意識高揚を図るツイッター原稿案の作成」では、各グループに分かれて、ツイッターに掲載する防犯意識高揚のための動画の作成を行った。私たちのグループでは、これまでにない新しい発想から、防犯に関するラップと「おにはつよし」という新たな合言葉を作った。既に「いかのおすし」という有名な合言葉が知られているが、この他にも危険から身を守るために必要な行動があると考え、今回の合言葉を考案した。この体験を通して、表現の仕方や伝え方など、情報を伝えることの難しさについて学ぶことができた。
今回のインターンシップを通して、話を聞いただけでは分からない「警察官」という仕事の魅力ややりがいについて学ぶことができた。また、警察には私が知らない数多くの業務があり、警察官一人一人がそれぞれの個性を生かして、日々私たちの暮らしの安全と安心を守ってくれていることを再認識することができ、今まで以上に、警察官になりたいという志が強まった。
最後に、このインターンシップを通して、様々な貴重な経験をさせていただいた、香川県警察の方々やインターンシップの関係者の方々には、心より御礼申し上げる。