【2017年参加】 香川大学 法学部 R.Kさん

1. はじめに
私は、9月4日から8日までの5日間、香川県警察のインターンシップに参加させていただいた。私は、将来、非行に走ってしまった少年や、罪を犯してしまった人たちを支える職に就きたいと考えている。そこで、安全で安心な地域社会の実現を目指す警察官という職業にあこがれを持っていた。そこで、このインターンシップに参加することで、警察の仕事を見聞きすることで、地域の人々と密着し、健全で明るい社会を守る視点に触れることができるだろうと考えた。5日間という短い期間ではあったが、通常の大学の授業では学ぶことができない、数多くのことを学び、吸収できたように感じる。

2.一番印象に残ったこと
インターンシップ1日目に、交通死亡事故現場点検に参加させていただいた。これは、実際に交通死亡事故が発生した現場に、警察官の方や市職員の方、道路管理者の方々が集まり、事故の原因やその対策に関して意見を出し合い、検討するというものである。私が事前に、この事故の概要を聞いた時、事故の発生は当事者の責任であり、現場に行っても情報が得られることはないのではないかと思った。しかし、参加された方々は、道路の塗装がはがれかけていて見えにくいとか、カーブのところに木が生い茂っていて前方が見えにくいといった原因を発見し、その改善策について懸命に考えられていた。その姿勢を見たときに、警察官の方の、二度とこの場で交通事故を起こさせないという熱意を感じ、感銘を受けた。警察官の方が、誇りと情熱をもって仕事をされているところを見ることができた。3.インターンシップで得たもの
このインターンシップには、人前で自分の伝えたいことを発表するというプログラムが多く組み込まれていた。私は、人前で話すことになれておらず、苦手意識もあった。しかし、このような機会を設けてくださったことにより、人前で話すときはどのようにすればより伝わりやすくなるかを知るきっかけとなった。また、これは社会人になってから求められる能力の一つだと思う。インターンシップ中に得た知識や技術を忘れず、将来働く中で活用していきたいと思う。

4.今後の抱負
今回、香川県警察のインターンシップに参加させていただいて、これまでぼんやりとしか抱いていなかった将来のビジョンをより鮮明に描くことができた。これから本格的に勉強や就職活動に力を入れる時期になると思うが、インターンシップで吸収できた知識や感覚や感想を忘れず、精一杯努力していきたい。