【2020年参加】 香川大学 経済学部 K.Sさん
私は、香川県信用農業協同組合連合会で5日間のインターンシップに参加しました。インターンシップに参加を希望した理由は2つあります。1つ目は、金融機関である香川県信用農業協同組合連合会がどのように農業や組合員さんと関わっているか知りたかったからです。2つ目は、インターンシップを通して、学生である自分は社会人になるためには、どのような能力が足りていないかを自覚するきっかけとなれば良いなと思ったからです。
5日間という短い間で、様々な体験をさせていただきました。企画課、資金証券課、事務公務課、融資課という4つの課を体験して、それぞれの部署の特色をより色濃く体験することが出来ました。企画課は、JA香川県・農林中央金庫とのつながりの側面が強く、エクセルを使った資料作成や広報資料配布を通じて、JAバンク全体の業務を円滑にするための業務であると感じました。今回体験させていただいた課の中では一番幅広い業務であると認識しています。
資金証券課は、貯金によって集めたお金を資金として運用するという、私にとって一番馴染みのない業務を行っていました。一本の電話で何億ものお金が動く現場は怖くもあり、やりがいを感じる要因になると思いました。有価証券は流動性のあるもので、それを運用することは、とても緊張感のある業務だと思います。
事務公務課では、4つの業務を体験させていただきました。特に印象に残っていることは、窓口での業務で、事務と接客の両立が難しく、優先順位をつけることが大切であると学びました。このことは、どの仕事にも通じる部分があることで、優先順位を考えながらもきちんと確認できることがプロフェッショナルだなと感じました。
融資課では、パソコンに向き合っている時間も多く、社外に出て取引先を訪問することだけではないことを学びました。お客様との取引をよりスムーズに行うために事前に多くのことを準備して、取引成立後も業務をしていることが分かりました。
このインターンシップを通して、まず社会人の凄さを実感しました。どの業務でも確認・照合を行っており、仕事をする上で、きちんと確認することの大切さを学ぶことができました。特に、金融機関としての香川県信用農業協同組合連合会は、お客様のお金を預かっているため、ちょっとした処理にも丁寧に慎重に確認することが求められるのだと思います。
また、インターンシップ中にずっと感じていたことは皆様の優しさです。初日に緊張をほぐせるように声をかけて頂いたことに始まり、丁寧で柔らかい話し方のおかげで、楽しく有意義な時間になりました。業務で忙しい合間や昼食中、朝や帰る前の挨拶など様々なタイミングで、たくさんの人と会話ができて嬉しかったです。ありがとうございました。
最後に、香川県信用農業協同組合連合会での業務に共通していることは顧客であるJA香川県の組合員のための行動であり、現状と課題分析を通じた組織づくりなのだと感じました。貯金を守り、お金を増やすことは、このインターンシップでしか体験することができない現場だったと思うので、貴重な機会に感謝したいと思います。
今後は、このインターンシップのようにお話する機会を逃さず、より積極的に発言したいと思います。そして、楽しみながら就職活動を続けて行きます。