【2023年参加】 香川大学 法学部  T.Mさん

私は、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)香川県本部にて5日間のインターンシップに参加させていただきました。今回のインターンシップへの参加を希望したのは、JA共済連香川が行っている地域貢献活動の内容を詳しく学び、またその活動に携わる職員の方々がどのような思いや考えを大切にされているかを聞きたいという気持ちがあったからです。
地域貢献活動についてはホームページで知ったのですが、職員の方から直接お話を聞くことで活動内容をより詳しく知ることができました。書道コンクールの開催やマルシェへの参加など、JA共済連香川と香川県内の学校や団体がどのような活動を通して関わっているのかを教えていただき、地域に根差した活動を展開するには地域内の他機関との連携が大切だと学びました。
5日間のインターンシップで、管理部、普及部、業務部、自動車損害調査部の全ての部署で業務体験をさせていただきました。
事務所に届いた郵便物の仕分けやパソコンでのデータ入力などの事務的な業務に加えて、キャンペーンの内容を考えてプレゼンをしたり、地域貢献活動を宣伝するSNSのページ作成を体験したりと、様々な経験ができました。中でも印象的だった体験は2つあります。
まず、交通事故の現場調査に参加させていただいたことです。事故現場調査は、実際に交通事故が起こった場所まで出向いて周辺の様子を観察、撮影するというものです。事務所内での業務体験が多くの割合を占める中でフィールドワークも行わせていただき、共済事業の運営には幅広い業務があることを体感できました。
もう一つは、ある家族に共済を提案するとしたらどの種類の共済を提案するかを考えるグループワークを行ったことです。共済と保険の違いなど、共済については事前に職員の方から説明していただいていたのですが、実際に共済を提案するという想定でグループワークを進める中で疑問点が多く思い浮かび、共済についての理解を深められました。
各部署で体験させていただくことで、それぞれの部署が担う役割と部署間の連携がどのように行われているかを理解できました。そして、どの部署でも共通すると感じたのが、職員の方々が常に笑顔とコミュニケーションを大切にされているという点です。職員の方が出勤、退勤される際、他の部署や事務所へ出向く際には必ず笑顔で挨拶をされていました。事務所内の和気あいあいとした雰囲気は業務を円滑に進める一助にもなっており、他者と協力して働くうえでコミュニケーションがいかに大切かを実感しました。
また、自動車損害調査サービスセンターのセンター長とお話する機会があったのですが、「職員それぞれの事情や気持ちに配慮して全員が働きやすい職場にしたい」、「資料の準備や事務所の消灯などの小さなこと一つをとっても、必ず誰かがやってくれている、それを忘れてはいけない」というお言葉からも、JA共済連香川の事務所内が温かい職場であるということがうかがえました。
5日間を通して、職員の方々から多くのことを学びました。この経験を心に留め、今後の就職活動に励みたいです。