【2021年参加】 香川大学 経済学部  K.Hさん

私は、今回の公益財団法人香川県国際交流協会でのインターンシップを通して学んだことは大きく分けて2つある。
まず1つ目は、多文化共生についてである。インターンシップでの研修には、「こどもにほんご教室」のような実際に異文化理解を体験できるものやダイバーシティ研究所代表理事の田村太郎さんによる講演を視聴させてもらうような知識を学ぶことができるようなものがあった。
「こどもにほんご教室」では、日本語が母国語ではない小学生に対しどのような日本語を使えば理解してもらえるのか、また、異文化であるがゆえに使ってはいけないような言葉はあるのかなど、様々なことに考慮しながら運営補助を行った。相手の表情や雰囲気を汲んで自分がどのような言葉を選んでいくか、公益財団法人香川県国際交流協会の皆さんが当たり前のように行っていることは、とてもレベルの高いものだと実感できた。そして、講演を視聴させてもらったことで、普段の生活では知ることができないような、例えば、グローバルな企業の具体的な取り組みや多文化共生について理解することができた。そのことからこれからの日本における外国人の存在の重要性について感じ、そのための制度や支援を私たち日本人が積極的に行い、私たち日本人の意識を変えていくことが急務であると思った。このような多文化共生について学ぶことで、私が社会人になるうえで外国人に対する意識をもっと持っておく必要があると感じた。異文化理解をするには相手の文化の知識を知るだけでなく、私たちの文化も理解してもらえるようにしなければならないので、伝える重要性やその伝え方についても知る必要があり、これから学んでいきたいと思った。

2つ目は、社会人としての必要なスキルである。今回のインターンシップの研修内容は、当初とは異なり、事務的な作業や学びを行う機会が多かった。事務的な作業を行っていくと、WordやExcelといったパソコンの基本的なものを使用する機会が増え、私はよく公益財団法人香川県国際交流協会の皆さんに使い方を教えてもらっていた。業務を迅速に正確にこなしていくには、そのような基本的なことは使いこなせられるようになっていなければならないと感じた。また、社会人にとって電話の受け答えやコミュニケーション能力は必要不可欠であると思った。公益財団法人香川県国際交流協会でも、職員の方が電話対応を行っており、必須スキルであると感じた。そして、社会人になると様々な人と交流があるので、そこでのコミュニケーション能力は不可欠であり、高めておくと武器にもなると思った。

私は今回の公益財団法人香川県国際交流協会でのインターンシップを通して、多文化共生や社会人としての必要なスキルを学ぶことができたので、これらを今後の大学生活に活かし、社会人となったときには意識やスキルが身についているように精進していきたい。
最後になりましたが、お忙しい中、貴重なお時間を割いてまで私たちに様々な体験をさせていただいた公益財団法人香川県国際交流協会の皆様、また、インターンシップコーディネーターの松本さんに感謝申し上げます。