【2024年参加】 香川大学 法学部 S.Kさん

四国財務局のインターンシップを通して、四国財務局の業務内容に対する理解を深め、実際の職場における環境を知ることができた。また、自らの不十分な点を知ることで、就職に向けて改善すべきことや目標を立てることができた。
私は、公務員の仕事に興味をもっており、大学の寄附講義「地域財務金融行政」を受講するなかで業務を知り、財務局の業務に興味をもったため、四国財務局のインターンに参加した。今回のインターンシップでは、新しい気づきや経験、学びが毎日のようにあったため、1日ずつ振り返っていく。
1日目では、災害査定立会の現地実習で職員の方から「普段からの管理が不十分であった場合、災害査定における欠格要件に該当する場合がある。」ということをお聞きし、災害査定は普段からの管理についても確認するという点が特に印象に残った。
2日目では、意見交換会の中で、財務局の方は「気づき」と「考え」から意見している一方、私は「気づき」だけの意見をしていたことに反省した。「気づき」はもちろん大切であるが、それに加えて業務からの経験や知識から改善方法などの「考え」を意見されており、日ごろから様々な方向にアンテナをはることの重要性と、意見の仕方についての学びとなった。また、意見交換においては当事者意識を持つことの重要性も知ることができた。
3日目では、職員の方と国有財産の現地実習をしている中で問題点を見つけた際に、その場で解決方法の検討までスムーズに行っていた点がとても印象に残った。問題点を発見するだけではなくその場で解決方法を検討することでスムーズな現場状況の改善に繋がることを学び、自らの普段の生活でも活用していきたいと感じた。
4日目では、企業に取材訪問するにあたり、若手職員の方は担当する1つの質問について細分化して流れも意識しながら質問している姿が印象に残った。また、「興味を持つことが重要」という私にとって大切なアドバイスをいただいた。
国有財産活用方法の提案では職員の方の知識の豊富さを知ると共に自らの情報収集が不十分であることに気づいた。
5日目では、予算執行調査を報告する中で、発表までの準備は短時間であったが、必要最低限の要点を自分の中で整理することができておらず発表の流れが悪くなってしまい、要点を整理することの重要性を改めて考える機会になった。
座談会や、現地に行くまでの車内等でコミュニケーションの機会を多く作っていただいたことで、財務局の職場環境や業務内容についてしっかりと理解するとともに、将来を考えることができた。また、このインターンシップを通して公務員の学習をしっかりと進めていくための目標を立て、学習に対するモチベーションを高めることができ、私にとって非常に大切で学びの多い5日間となった。この学びを武器に、これから公務員就職に向けてしっかりと自分を成長させていきたいと思う。