【2022年参加】 香川大学 創造工学部 K・Fさん
1日目はオリエンテーション, 装備品展示, 交通管制センター見学, 通信指令室見学, 交通事故情勢教養, 交通事故分析教養・実習を行った.
オリエンテーションでは積極的に発言することができた.与えられているヒントから地図を完成させるワークをした. そこでは自分の意見を積極的に伝えることができたが, 時間管理ができておらず制限時間内に終わらなかった. このワークを通して, 警察の仕事はチームワークと情報を見極めることが大切であると感じた. チームワークを発揮するために, 自分の意見を伝える主体性や発言力だけでなく傾聴力を身に付ける必要があると学んだ. また, 時間に関してもスピードと正確さが求められる仕事であると感じた.
2日目はラジオ放送見学・原稿作成, 交通事故現場見学を行った. ラジオ放送原稿の作成では視聴者が自分事として捉えられるように伝え方を工夫した. 普段, ニュースや新聞を何気なく見ているが, その原稿一つ一つに「伝えたい」という気持ちが詰まっていることを知り, 今後はそれに気付けるように見たり読んだりしようと思った. 交通事故現場見学では天候や見通し, 標識の有無など小さいことが大きい事故を起こす原因になることを学び, 日々の自転車, 自動車の運転だけでなく, 歩行者の時も被害者にならないように気を付けたいと思った.
3日目は交通安全教室受講, ラジオ放送原稿発表・審査会, 交通鑑識模擬体験, 白バイ見学を行った. 交通安全教育車の「まなぶちゃん」はとてもよくできていた車だと思った. 特に自転車シミュレーターでは普段自転車に乗っている時と同じ感覚になった. 実際に体験した結果, 後ろを見ていないことに気づけたので今後は360°注意して被害者にも加害者にもならないように気を付けようと思った.
交通鑑識は根気と体力が必要な仕事だと感じた. わずかなヒントから事件解決に導く姿はかっこいいと思った. また, 白バイは安定のかっこよさであった.
4日目は交通安全教室体験を行った. 3日目で使用した「まなぶちゃん」を4日目も使用した. 3日目に使い方を学び, 実際に一般の人に体験してもらった. 呼び込みとして自ら声をかけることができた. 年齢が上の方に, 説明するときに自分的には上手にできたと思っても正しく伝わっていないことが多かった. 説明することの難しさを改めて思い知るとともに自身の力不足を痛感した. しかし, 最後には笑顔で帰っていただけることが多く, やりがいを感じた. いつもは体験して学ぶことが多いが, 体験してもらう側も学ぶことが多いと思った. とても楽しみながら交通安全を伝えることができたことに対し喜びを感じた.
最終日は動画発表・講評と被害者支援講話を行った. 動画発表では編集の際に時間が間に合わなかったことがとても悔しい. 初日と同じミスをしたからである. しかし, 皆と意見を出し合って一つの作品を作るのはとても有意義で楽しい経験となった. いい作品ができたと思う.
被害者支援講話では被害者役を演じることで被害者の心情を少しだけ味わうことができた. 恐怖やむなしさ, 無力感, 恥ずかしさは何年たっても残ると思うので警察になってもならなくてもそれらの気持ちに寄り添い安心してもらえるような人になりたいと思った.