【2022年参加】 香川大学 経済学部  A・Iさん

今回、このインターンシップに参加をして自分の将来を深く考えるきっかけになりました。5日間の中で今まで自分の知らなかった世界をたくさん見て、感じて、体験させていただくことができました。
まず1日目はオリエンテーションとして警察組織の概要や装備品の見学などを行いました。交通管制センターに行ったり、通信指令室に行ったりと見えないところでいつも地域の安全を管理してくださっていることに気が付きました。実際に交通事故がどこでどのくらい起きているかなどを一目で見て、自分が普段通っている場所でも事故がおきていたので注意しようと感じました。
今回のインターンシップでは交通課の方々の仕事を一部拝見しました。「交通」と一言では言い切れないほど幅が広く様々な視点から地域の安全を守ってくださっていました。特にラジオで交通安全を啓発していることは知りませんでした。最終日に実際に生放送で自分の考えた原稿を読みました。緊張しましたがとても良い経験でした。また、実際に事故が起きた現場で、「なぜ事故が起こったのか。」を考えることは初めてだったので新鮮かつ貴重な経験でした。事故が起きた場所の近くに住んでいる人から話を聴いたり、事故の様子を考えたりして新しい道路に対策を施しているそうです。地域の方々の要望を聴いて実際に取り入れていることを知り、地域に寄り添うとはまさにこのことだなと思いました。特に今回見学した場所で事故が起きる前は交通安全に対する表示が何も書かれていなかった状態でした。そこから、事故の再発を防ぐためにいろいろな対策が練られており、すべての標識や道路表示に意味があることを改めて認識し、今後は対策表示の意味を考えていきます。
様々な事柄を教えていただくだけでなく、自分たちで交通安全を呼びかけるようなラジオ原稿や動画を作成したことも印象的です。どのようにすればラジオを聞く人に、動画を見てくれた人に、交通ルールを守ろうと思ってもらえるかを意識して作成しました。たった5日でしたが、共にインターンシップに参加したメンバーとは仲を深めることもできました。1つのものを一緒に作り上げるにはもちろん1人では何もできなくて、全員が意見を出し合うことで納得のいくものが完成します。言葉ではわかっていても実際にこれほど一致団結して短期間で大きな課題に取り組むという経験はなかったのでその点でも印象深いインターンシップになりました。
警察での取り組みやなぜ警察を目指したのかなどの様々なことを警察官や警察行政職員の方に質問することができました。今回のインターンシップで関わってくださった方は皆さんとても温かく、一緒に仕事がしたいと思えるような方ばかりでした。「警察官になる」といっても、範囲は想像以上に幅広いことが分かり、その中でも担当している仕事に責任をもって、誇りをもって地域に貢献している香川県警察の方々は本当にかっこよかったです。とても濃くて充実した5日間を過ごすことができました。自分の将来を考える大きなきっかけとなり、参加して良かったと思いました。