【2021年参加】 香川大学 創造工学部 H.Eさん
私が今回の香川県警察のインターンシップに参加しようと思ったきっかけは、幼少のころから警察官の仕事に興味があり、この機会にその活動内容について知りたいと思ったからです。しかし、コロナの影響もあり、オンラインでの開催となったと知った時には、どういった内容になるのか少し不安がありましたが、県警の方々が、オンラインでも充実したインターンシップしなるようにカリキュラムを組んでくれたおかげで、とても楽しく得るものの多いインターンシップになりました。
その中でも、深く印象に残っている内容としては以下の五つが挙げられます。被害者支援に関するお話、通信指令室見学、サイバー犯罪捜査体験、鑑識体験、自動車警ら隊見学です。まず、被害者支援に関するお話では、被害者やそのご家族に対して、警察や支援団体が行っている支援についてお話いただきました。このお話を聞くまでは、被害者が再び同じような犯罪に遭わないようにする再犯防止に関する取り組みのみかと思っていましたが、それ以外にも自宅で事件が起きた場合にはハウスクリーニングを行ったり、また、被害者の方のお葬式の支援をしたり、ご家族に学生がいる場合には学校と連携して支援を行ったりするなど、その支援内容が多岐に渡るということを知りました。想像以上に、被害者に寄り添った支援をされていることが分かり、その取り組みと努力に感銘を受けました。
次に、通信指令室見学では、実際に警察の方々がお仕事をされている様子や設置されたモニターに表示された警察車両の動きを見せていただき、その場で見学させていただいているかのような臨場感を感じて胸が高鳴りました。そして、サイバー犯罪捜査体験では、画像が撮影された位置情報を取得したり、MACアドレスから機器のメーカーを特定したりといった体験をさせていただき、サイバー犯罪捜査の一端に触れることができたことに感動しました。また、私自身このサイバー犯罪捜査に関するお話は、本インターンシップの中でも楽しみにしていた内容だったので、どういった捜査が行われているのか知ることができ、将来この分野の職業に就きたいというモチベーションの向上に繋がりました。更に、鑑識体験では、オンラインということもあり、鑑識作業をさせてもらうことは叶いませんでしたが、鑑識作業の手順やその様子を説明していただき、加えて実際に事件を解決するような構成で講義を進めていただいたこともあり、わくわくしながら拝聴していました。
最後に、自動車警ら隊見学についてですが、パトカーの内装や装備品を見せてもらい、様々な事件や事故に最初に駆け付ける警ら隊ならではの装備品の多さに驚きました。そして、職務質問の時に気を付けていることやそれを行う目的などについてお話いただき、こういった犯罪を未然に防ぐ活動の大切さに改めて気づかされました。
今回のインターンシップを通して、香川県警察の活動内容は思っていたよりも幅広く、また人々の安全・安心のために尽力されているということを知りました。昔から憧れのあった警察官ですが、今回警察の方々の優しさや誠実さ、そしてよりよい社会を実現するための努力に触れ、更に警察官になりたいという思いが強くなりました。本インターンシップでの経験を活かし、夢の実現に向けて、大学での学びやその他の活動に精進していきたいと思います。