【2020年参加】 香川大学 経済学部 M.Aさん
今回、香川県警察のインターンシップに参加して、チームで働くこととやり甲斐をもって仕事をすることの素晴らしさを学んだ。私は3年の夏になっても、卒業後の自分が見えず、何がやりたいか分からない現状を少しでも変えるため、社会勉強も兼ねてこのインターンシップに参加した。5日間を振り返って一番に思うことは、様々な体験や見学をさせて頂き、警察の仕事を学ぶだけでなく、働くことの素晴らしさまで知ることができ、本当に良い経験になったということである。
今回のインターンシップのテーマが交通死亡事故抑止対策ということで主に交通部の方にご指導して頂き、香川の交通の現状や警察が交通安全のためにどのようなことを行っているかなどを実際に体験しながら学んだ。
私が特に印象に残っているのが、交通安全教室に参加したことである。内容は、地域の高齢者の交通安全意識を高めるために講演を行い、また「まなぶちゃん」という交通安全教育車を使用して、横断歩道を渡る模擬体験を行うなど楽しく交通安全について学ぶというものである。そこで実際に高齢者の方に教える役をさせて頂いた。その時感じたのはコミュニケーションを取る難しさや、相手の目線に立って接することの大切さである。特に今回のインターンシップでは人前で発表をしたり、色んな人と話す場面が多くあり、自分にコミュニケーション能力が欠けていることに気づくとともに、働く上でコミュニケーションを取ることの重要性を学べた。
その他にも交通鑑識模擬体験や白バイ訓練見学などの貴重な経験をさせて頂いた。5日間という短い期間であったが、指導して頂いた県警の方や同じインターンシップ参加者からたくさん刺激を受けた。特に印象的だったのが、会う方全てが自分の仕事に誇りをもって働かれているというのが伝わってきたことだ。警察の職務は多岐に渡り、異動も多くあるが、どの現場でもやり甲斐を見つけ人の役に立つために働いてらっしゃる姿を見て憧れを強く抱いた。また、インターンシップ参加者とともに交通死亡事故抑止対策の最終プレゼンテーションの準備期間では、それぞれ真剣に考え、協力しながら取り組むことができ、チームで働くことの重要性を身をもって感じられた。このように、警察の仕事はもちろん、働く上で大切なことを多く学べたと思う。
具体的な夢もなく、何にも興味関心が無かった私であるが、今回このインターンシップに参加して多くの大切なことに気づけた。また、自分を見つめなおし、自分に必要なことを発見できた。さらに、今まで身近に感じたことがなかった警察が地域の安全、私たちの暮らしに欠かせない存在であることを知り、改めて素晴らしい職業だなと感じた。最後にこの貴重な経験を今後に活かせるように、また、このインターンシップで出会った方々のように、やり甲斐と責任感をもって働くかっこいい社会人になれるように精進していきたい。関わってくださった皆さんに感謝でいっぱいである。