【2020年参加】 香川大学 経済学部 F.Hさん
今回のインターンシップを通して、色々なことを経験させていただき、学んだこと・感じたことが多くある。その中でも印象に残ったことを2つ挙げる。
1つ目は、交通事故現場の点検結果のプレゼンテーションを通して、決められた短い時間で、グループのみんなと協力し、自分たちで考えた解決策を効果的に人に伝えるにはどうしたらいいかなどを考え、実行し成し遂げることで、達成感を感じ、自信を得ることができたことである。
普段の学生生活では、プレゼンテーションをする際、一人でやることが多く、今まで、グループを組んで共に製作し発表するということをしたことがなかった。そのため、初めは、現場点検の内容から、自分たちのグループの担当観点からはどのような発表ができるのか想像もつかなかったが、グループのメンバー3人それぞれが、これまでの人生で培ってきたことを活かし合い、『これはこういう言い回しのほうが伝わるのではないか。』『現状を先に提示して、自分たちが考えた解決策と比較することで、どういった根拠で提案するかがわかりやすいのではないか。』など、より良いプレゼンテーションにするために、具体的な意見をぶつけ合い、高め合うことができた。また、プレゼンテーションをグループ内で担当分けして行なっていたが、自分の担当のところだけでなく、お互いに読み原稿をチェックしたり、活発に意見を出し合うことができた。
この経験を通して、プレゼンテーションをグループのみんなでやり遂げることができた達成感を感じ、自分たちの考えたことを自分たちの言葉で発表できたことへの自信を得ることができた。
2つ目は、交通事故防止の観点から、ラジオを聞いている方々に向けて注意喚起したいことと、それをどうしたら伝わるかなどを考えながら、ラジオ原稿を作成し、その自分で考えたラジオ原稿を自分の声で届けたことである。
インターンシップ前の私は、警察の仕事といえば、登下校時の見守りや取り締まり、事件や事故が起きた際に駆けつけるなどしか知らなかった。しかし、ラジオ原稿作成を通して、警察では、安全に生活してもらうために、ラジオなどの公共の電波を使って安全を呼びかけたり、注意喚起を行なっていることを知った。また、ラジオ原稿を自分で考え、放送を実際に経験させていただき、400字という限られた文字数の中で、蓄積されたデータなどを活用して効果的にメッセージを伝えることの難しさと、普段ラジオの原稿を考えて発信している方々の、県民の安全への強い願いと想いを感じた。
以上のような、香川県警察本部でのインターンシップを通して感じたことや学んだことを、これからの就職活動や生活に活かしていきたいと思う。