【2020年参加】 香川大学 法学部 M.Rさん
このインターンシップは5日にわたって行われたものである。ワンデイやツーデイのものに比べて期間的に長い部類に入る。とはいえ、実際に研修を終えてみるとかなりあっという間の5日間だったと思う。この感想文は1日ごとの自分なりの反省点などをまとめるものとする。
まず、1日目。気合は十分、朝も問題なく余裕をもった初出勤となった。初日ということもあり、インターンシップ担当の方による施設の見学や説明がメインの日であった。自分が経済学関連の講義を選択していないのもあってか、メモを取る機会がかなりあった。日経新聞の読み合わせではほかの学生が選んだ記事がどれも株や経済に関するものだったため、私も真似てみようと経済紙面に目を通した。昼休みになって、急にベルトがないことに気づいた。昼休憩は1時間あったため急いで家に取りに帰った。自分の知らないところで気が緩んでいたのかもしれない。同じミスをしないように、手帳に書き留めておいた。
2日目。自分のライフプランについて、二班に分かれて研修生同士で自分の人生でいくらお金がかかるのかを概算し、その後各自でキャッシュフロー表を作成した。いざ、数字として収支を書き出してみると40代後半くらいまで、収支の差がマイナスのままであった。私の親がまさにそのくらいの年齢であるのだが、子供ひとりにかかる教育費の多さに驚きつつ、改めて両親に感謝をした。
3日目。私のひとつ上の代の先輩社員さんによる銘柄プレゼンと、質疑応答の時間がとられた。社会人としてかなり自分と歳が近いこともあり、就活や学生生活そして社会人についての生の声を聞くことができた。また、「ボールペンを1000円で売るには?」という課題にも取り組んだ。多く出た意見はやはり、「ブランドとのコラボ」など、商品の価値そのものを上げるものが多かった。発表では、ホワイトボードを使用したが聞き手にも目線を送ると尚良くなるとの指摘を受けた。
4日目。最終日プレゼンに向けた銘柄の調査といったグループワークメインの日となった。発表は紙媒体によるものであるため、班内でそれぞれ役割分担をした。私は、株についてまだ経験も知識も浅かったため、書き作業メインで取り組んだ。とはいえ、最終日の発表は全員の発言が必須であるため、最低限の知識の確認を同じ班の研修生と何度も行った。4日目ということもあり、研修生同士かなり打ち解けた雰囲気ができていた。今年の感染症体制下ではかなり珍しい体験になったのではないかと個人的に感動した。
5日目(最終日)。朝からプレゼンの最終調整をして、最後の新聞読み合わせを行った。最終日ということもあり、かなり経済に関する記事が理解できるようになったように感じた。プレゼンは専用の会議室にて執り行われた。参加者は顔なじみの面々であったのだが、いざ言葉にして発表してみると制限時間よりかなり時間が余ったり、声のトーンが下がり気味になったと思う。銘柄はメジャーなものだったため、発表内容自体はほとんど理解できたと思われる。そして、最後の総括を終え、帰宅した。
前述したように、今年からインターンシップも含め、就職活動がオンラインによるものが増えてきている。今までの常識が通じないといっても過言ではない。しかし、変わるのは私だけでなく周りもまた同様であるため、スタートラインはみな平等に与えられているといえるだろう。こうした情勢の中で大切になるのは対応力だと思う。今後の就職活動を自らの成長の機会としたい。