【2018年参加】 香川大学 経済学部 T.Dさん

私は8月20日から8月24日までの5日間、全国共済農業協同組合連合会香川県本部(JA共済)のインターンシップに参加させていただいた。インターンシップ先にこの企業を選んだのは、保険の仕組みなどを詳しく知りたいと思ったからである。また、学生の受け入れ人数が一人だというところにも注目した。受け入れ人数が一人だと、自分以外は全員社会人であるため、社会人の集団の中にいるという自覚がより強くなると考えた。さらに、一人のほうが企業の方とお話をする機会も増えるため、社会に出て必要なことや就活に役立つことなどをたくさん吸収しようという期待もあった。
今回のインターンシップでは、管理部、業務部、普及部、自動車損害調査部の業務を日替わりで体験させていただいた。
管理部では、JA共済連についての説明を受け、実際の業務内容や共済の種類などを知ることができた。また、台風などの自然災害が起きた際に管理部ではどのような対応をしなければならないのかも教えていただいた。
業務部では、書類の間違いがないかを確認するという業務を行った。業務自体は難しいものではないかもしれないが、自分の任された仕事がJA共済連の業務の一部であるという自覚を持ち取り組んだ。
普及部では、研修会の事務局体験と受講者体験をさせていただいた。会場の設営では、限られた時間で自分ができそうなことを見つけて自発的に取り組むことができた。受講者体験では、働く目的について考えるという内容で、仕事において自分の意志を持ち、理想を実現させる姿勢が大事だと学んだ。
自動車損害調査部では、実際に事故が発生した現場へ行き、現場の写真の撮影や距離の測定を行った。また、自動車保険の仕組みなども教えていただいた。
普段は社会人の集団に入る機会がないため、初日は緊張して少し硬くなっていたが、企業の方々が温かく迎え入れてくださったお陰で段々と緊張はほぐれてきた。業務内容や共済について無知であった私に対して、嫌な顔をせず丁寧に説明していただいたり、業務外でも気さくに声をかけていただいたりと、企業の方の優しさを感じる場面は多々あった。ただ仕事を淡々とこなすだけでは、社内の雰囲気は良くならないだろう。
JA共済の方々のように、社内でコミュニケーションを築いていくことで柔らかな職場の雰囲気になるのだと思う。私自身、職場の雰囲気の良し悪しは就職を検討する上で重要なポイントになると考えているため、JA共済の職場の雰囲気を知れたことは大きな収穫となった。
5日間という短い期間だが、このインターンシップでは普段の生活では得られないものをたくさん得ることができた。最後に、お忙しい中私を受け入れてくださったJA共済の皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。