【2016年参加】 香川大学 工学部 Y.Mさん
(建設系インターンシップ)
自分にとってたくさんの課題が見つかったインターンシップとなりました。10日間、短期間ながらも社会の中に身を置くことで、このまま社会人になったときに足りないものが何なのか、見えてきたように感じます。
インターンシップの前半は耐震診断や杭打設工事など、実際に現地に出向いての見学が多く、普段入ることのできない駅舎の裏側に当たる部分や、重機を用いた大規模な作業を間近で見ることができ大変貴重なものとなりました。また、担当の方も質問をすればすぐに答えて下さったおかげで、今まで曖昧だった「更地から建物が出来るまで、そして建物ができてからの保全」という一通りの流れを、実感を持って掴むことができました。
インターンシップ後半は、築90年以上になる無人駅の改修案を作成し、最終日に発表するというものでした。
それまでほとんど使ったことのなかったCADというソフトでしたが、親切に指導していただいたおかげで図面を書けるほどになるまで成長しました。限られた時間での案の作成であったため、帰宅してからも案を練る日が続きました。何度も図面を書き直しているうちに自然にCADにも慣れることができたと思います。CADの使用は将来設計系の会社に就職するのであれば必須になる技術であると思うので、身につける機会を与えて下さり、非常にありがたく思っています。
最終日の発表では、もう1人の実習生の発表を聞いたり、社員の方々に意見をいただいたりと大変有意義なものとなりました。他の人の案を聞くことで自分にはなかった発想に気づくことができました。自分の図面を、ここまで現実味を帯びた視点で指摘していただく機会はあまりないと思うので、貴重な意見を頂くことができ、良い機会となりました。
私が10日間のインターンシップを無事に終えることができたのは、社員のみなさん、他の実習生、たくさんの方の支えがあったからだと思います。案がなかなか固まらなくて苦しいときに気にかけて声をかけて下さったこと、お忙しい中でもご指導頂けたこと、本当に心の支えになりました。私の至らない点が多く、ご迷惑をおかけしてしまったこともあったと思います。敬語の不自由さや社会人としてのマナーについて不安な部分が浮き彫りになり、自分にとっての今後の課題が明確になりました。もう目前に迫っている就職活動に向けて、しっかり見直していきたいと思います。最後になりましたが、10日間本当にありがとうございました。