【2015年参加】 香川大学 法学部 Y.Kさん
1.はじめに
私は9月7日から9月11日までの5日間、四国新聞社のインターンシップに参加させていただいた。私がインターンに参加したいと思った理由は2点ある。1つ目はバイトともボランティアとも違う、未だ経験したことのない「働く」ことについて自分自身の中で明確に感じる体験がしたかったという点。2つ目は以前より興味のあったマスコミ業界、特に新聞社における「記者」を体験し、その職業観に触れたかったという点である。
2.研修内容
1日目:オリエンテーション、担当部署(生活文化部)への挨拶、取材(洋画家尾崎茂雄さんの個展開催に向けてのインタビュー)、情報欄の作成(文章の打ち込み、掲載相手への電話取材)
2日目:取材+記事作成(開催中の夏目漱石展について)、情報欄の作成、翌日の紙面の誤字脱字チェック
3日目:震災時の記者についての講義、整理部への挨拶、紙面の構成や新聞ができるまでの工程など新聞作りについての説明、編集会議の見学、紙面作り、
4日目:取材+記事作成(指画作家濱田珠鳳さん講演&実演会の取材)、情報欄の作成、
5日目:記事作成、取材(かがわ文化芸術祭2015のポスター原画決定について+日本舞踊家藤間勘十郎さんによる浜田県知事への表敬訪問)、情報欄の作成、投稿文読み合わせ確認
3.感想
「必要な情報は最初に短くまとめて書く」ことをこの場でも実践しようと思う。インターンの実習中に忘れず意識したことである。新聞の記事は紙面の都合上、元々書いていた文章より短くなることが多々ある。そのとき、最初に情報詰め込んでおくことで大幅な改定をしなくて済む。とは言え、作成者側からしたら自分の1日の努力が削り取られるのは癪なものである。なるべくそうならないためにはどうしたら良いか考えた。出した結論は自分のスキルアップだった。下準備や自社の形式に適応するなどして間違いや無駄のない原稿を作りあげる。その心意気を持って仕事をこなしていく。今回のインターンシップで感じたことは、記者だけに限らず仕事をする際に必要なのはこの「自分磨き」とも言える作業を繰り返すことではないかと感じた。
今回のインターンシップで記者の体験をする中で、ほんの一部ではあるが地域社会、行政、芸術の世界観を経験することができた。一口に仕事とは言ってもその業種によって自分が足を大きく踏み入れる世界は変わる。しかし、どの世界にもルールがあり、やりがいを見つけ、苦労を乗り越える必要があるのだと思う。今回具体的に考えられたこれらを中心に探す就職活動にしていく。
最後に、お忙しい中私達を受け入れてくださった株式会社四国新聞社の皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました。