【2012年参加】 香川大学 農学部 S.Nさん
この度のインターンシップでは、JA共済様にお世話になりました。今回参加したのは私一人でしたが、さまざまな経験をすることができました。
まずインターンシップの実施に先立って、JA共済様にご挨拶に伺いました。ご挨拶に伺ったときは、JA 香川ビルに入ったときから、緊張したように思います。そこでは、まず役員の方がされる説明を聞き、当日必要な持ち物、服装などについても指示されました。 そして、何よりも印象的だったのは、役員の方がおっしゃった次の言葉です。
「新入社員のつもりで来なさい」
この言葉を聞いて大変ありがたく思い、このインターンシップを実りあるものにしようと決意しました。しかし、インターンシップの初日が近づいてくるにつれ、緊張が高まってきました。前日は、早めに寝ようとしましたが、なかなか眠れませんでした。
そして、いよいよインターンシップ初日。その日の朝は予定よりも早く家を出ました。ちょうど通勤ラッ シュだったので、他の会社員の方が通勤される姿をいつもと違う目線で見ていました。つまり、自分も社会人になった「つもり」でいました。このような「疑似 体験」が、社内だけにとどまらず、会社に着くまでにできるというのも、インターンシップのメリットの一つだと思います。
そして、JA香川ビルに到着しましたが、初日に建物に入る時が一番緊張したように思います。オフィスに入り、皆さんにご挨拶をしたあと、一週間の業務内容の大まかな説明と、企業理念、組織構成などについてお話いただきました。
一日目に、私がお世話になったのは、総務課という部署でした。その日に、させていただいたお仕事の一つ に発送業務がありました。ここでは、発送前に個人情報の流出を防ぐために、厳重に管理され、何度も確認されていました。もちろん、人間の行う作業なので、 ミスというものは付き物ですが、ミスをすること自体が問題ではなく、そのミスを点検の段階で発見できないことが問題なのだということを学びました。そのた め、点検はミスを発見するための大切な作業です。
2日目以降は、それぞれ別々の部署でお仕事をさせていただきました。毎日新たな出会いがありましたが、 その分、毎回新たな緊張感を持って臨むことが出来ました。インターンシップに先立って、JA共済様のことについては調べてはいたのですが、業務内容が多岐 に渡っているということを、身を持って感じることが出来ました。
また、今回のインターンシップでは、組織に属すとはどういうことかということも見ることが出来ました。 大学生も大学という組織に属していると言えますが、社会人はそれとは違いもっとさまざまなことを要求されるのだと感じました。そのため、大学生活を惰性で 過ごすのではなく、社会に出るときにこうあるべきという目標を掲げ、そのために何をしたらいいかということを常に考えていくことの重要さも学びました。こ のインターンシップの5日間はあっという間でしたが、密度の濃い5日間でした。貴重な経験をさせていただいて感謝しています。