【2016年参加】 香川大学 法学部 T.Rさん
大学3年生となり、就職活動への関心が強まっていた頃、インターンシップのお話をいただきました。私は中学生の時から公務員の仕事に興味があったため、いくつかの就職希望先の一つであった香川県警察のインターンシップに参加しました。インターンシップに参加するにあたり、自分の中に曖昧なままである警察の仕事の内容についてきちんと知ること、今まで私がいた「学校」とは違う「社会」とはどのようなものなのかを体感してくること、外部からでは分からない警察の職場の雰囲気を見てくることを目標にしました。
初日は鍛え上げインターンシップということもあり、とても緊張していましたが、県警の方々とお話をするにつれてその緊張もとけていきました。その後、警察の仕事についての説明を受け、庁舎見学、万引き実態調査等を行い、最後は今まで行ってきた調査の結果をまとめ、発表しました。仕事についての説明で警察の仕事についての理解が深まったのは勿論、庁舎見学では実際に仕事をされている現場を見ることで、職場の雰囲気を知ることが出来ました。
このインターンシップを通して一番強く感じたことは、責任ある仕事をするのであれば、それなりの覚悟を持っていなければならないということです。以前の私は就職さえ出来れば良いと心のどこかで思っているところがありました。しかし、警察の仕事の説明を受けている際、その責務のために、厳しい面もあることを聞き、生半可な考えで目指すべき仕事ではないと思いました。これは他の公務員の仕事も同様に当てはまることです。就職活動をするにあたり、その責任の大きさと、自分が出来る覚悟の大きさを比べながら職を考えていきたいと思いました。
インターンシップを終えた今、あらかじめ決めていた目標以上に得ることが出来たものが多かったと思います。このインターンシップを経験することで、いくつかある就職希望先を絞れたらいいと思っていましたが、逆に増える結果となってしまいました。気になる仕事が増え、どこを本格的に目指すのかより迷うことになりましたが、選択肢が広がって良かったです。